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« 2009年を振り返る | トップページ | 韓国出張 » 2010年01月13日ユリカモメを数える会週末、ユリカモメ保護基金の活動に参加。 ユリカモメは東京都の鳥であり、お台場を走る新交通システムの名前にもなっているが、ここ関西でも冬の風物詩として親しまれている。
ロシアのカムチャッカ半島で夏を過ごし、毎年3000kmを旅して琵琶湖までやってくる。 ねぐらは大津や坂本の水辺にあるらしいが、冬期の琵琶湖では水温が低く、魚が湖底近くまで潜ってしまうため、餌を求めて毎朝鴨川まで飛んでくる。鴨川は浅いので、冬でも魚を捕まえられるのである。 ユリカモメという名前は一説によると「入り江カモメ」が訛ったもので、入り江のような浅瀬で魚を採ることを好む。鴨川もまたちょうどよい水辺なのだ。 京都まで飛来する数、およそ1000羽。しかし最近ではじわじわと減少傾向にあるらしく、正確な数を調査して増減の理由を明らかにし、ユリカモメ舞う鴨川の冬空を守ろうという活動がユリカモメ保護基金である。 興味深いのはこの活動の母体が北大路商店街の振興組合という点である。 取りまとめ役である川村さんによれば、昔は商店街の予算でお祭りのようなイベントを行っていたが、いまいちぴんと来ない。 そんな時、せっかく鴨川から近い商店街なのだから、鴨川の冬の風物詩のひとつであるユリカモメを守る会を作ってはどうかという案が出て、それは面白いと始められたのだそうだ。 この活動は多くのメディアから注目されていて、毎年一回行われるユリカモメの数量調査は必ずといっていいほどマスコミから取材を受けるのだそうだ。僕が今回参加したのはこの数量調査である。 大勢で手分けして鴨川の一定の区間を担当し、水辺に集まっているユリカモメを数え、幼鳥の割合なども記録する。 生き物が増えたり減ったりするのにはちゃんとした理由があることが多く、たとえば最近、鴨川の浚渫が行われておらず、中洲が広がって川の流れが速くなっていることもユリカモメの飛来数が減っていることと関係するかもしれない、といった考え方もあるらしい。 保護基金の活動で学術顧問をされている鳥類研究者の須川先生のお話によると、ユリカモメは雑食性ということもあり、行動の種類が実に多彩で、見ていて飽きないものらしい。 今の時期なら午後三時頃、荒神橋の近くで待っていると、ユリカモメが次々に舞い上がり、旋回しながら高度を上げて、集団で琵琶湖まで帰っていく巨大な「鳥柱」が見られる。 これは僕も何度か見たが、なかなか見事なものである。 鴨川は百万都市と自然を繋ぐ窓口のようになっていて、本当に貴重な場所だと思う。 Posted by taro at 2010年01月13日 23:16 « 2009年を振り返る | トップページ | 韓国出張 » |
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