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2008年01月30日

研究者図鑑/Researcher Zukan

半年前、KGCの西尾さんが取り組んでいて、横から「いいなー」と思って見ていた活動に僕も関わることになりました。

「研究者図鑑」改め「Researcher Zukan」。

様々な分野の研究者を訪問してインタビューを行い、ネット上で公開していくというものです。

Researcher Zukan

英語で喋っているのは全世界の人に見てもらうため。一般の人に伝えるだけでなく、研究者間の繋がりを作るというのも目的にしているので、「どんな研究をしているか」の紹介に加えて、「どんな技術を提供できるか」「どんな技術を求めているか」についても語ってもらっています。

冬休みの間、筑波の高エネルギー加速器研究機構(KEK)で超伝導加速空洞を研究されている齋藤先生と、東大でロボットの超高速マニピュレーションを開発されている並木先生を訪ねてきました。

映像ではまじめにインタビューしていますが、齋藤先生はとても気さくな先生で、インタビューに先立ってKEKの広大な設備を隅々まで見せてくださったため、インタビューの時間が無くなってしまい、ご自宅に一泊させてもらうことに。夜は酒を飲みながらお話しました。収録されているのは翌日撮ったインタビューです。20時間くらい加速器の話を聞かせていただいたので、とても勉強になりました。

インタビューの中でお話されているのは、齋藤先生がポスドクの時に考えられて、その後加速空洞の研磨処理において世界的な標準になったという電解研磨についてです。粒子を効率的に加速するためには加速空洞の内側がとことん磨かれていることが重要だそうですが、かつては化学研磨といって、酸を流し込むだけで十分という意見が主流でした。齋藤先生は電圧をかけることで表面を溶かし出す電解研磨が有効であることを主張し、野村鍍金という優れた技術を持った企業との提携のもと、見事その優位性を示したのだそうです。

ロボット研究者の並木先生とのお話も面白かったです。ものすごく速く動作する視覚情報処理部と高速なアクチュエータを組み合わせて、人が投げたボールを見事キャッチするロボットアームを作られています。テレビにもよく出られているので、見られた方もいるかも知れません。お台場の科学未来館で常設展示もされているようです。

インタビュー後、いろいろお話することもできました。

「設計思想が重要。五年前にうちは『速度』をテーマにすることに決めて、ひたすらそれを追求してきた。使える技術があまりにもたくさんあるため、目的を絞らないとひとつにまとまらない。逆に設計思想をはっきりさせることで、多様な技術がひとつの形に収斂していく」という風に仰っていました。

素早く動く機能をある程度実現させたため、最近では「素早く器用な動作をこなす」ことを目標に研究されているそうです。ただ、器用さは指先にどんな材質を使うかによって大きな影響を受けるため、材料を研究している人たちと提携したいと仰っていました。

Researcher Zukanではインタビュアーも募集しています。ウェブカメラとノートPCがあれば、地球上のどこに住んでいても関われます。インタビューを受けてもいいという研究者の方を事務局から紹介します。ウェブサイトに連絡先が載っていますので、ご興味をお持ちの方、ぜひ申し込んでみてください。

研究者/インタビュアー向けチラシ (PDF 1MB。ダウンロードに少し時間がかかります)

インタビュアー向け詳細チラシ (PDF 3MB。ダウンロードに時間がかかります)

Posted by taro at 2008年01月30日 00:50

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コメント

ブログ再開を楽しみにしとります。

Posted by: zukan office at 2008年04月04日 00:42

どうもです。また時間見つけて書きますよ。

Posted by: taro at 2008年04月05日 23:46

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