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2007年12月07日

エコラディカル

昆虫食の会に参加してくれたひらた氏より、「大文字山を食べる」という本を書いた安田さんという人に会いませんかとのお誘い。

平日の晩、百万遍のベジタリアン料理の店、サニープレイスに行く。ひらた氏と安田さんはこの店の常連らしく、行ったらたぶん会えるでしょうとのこと。

実際、お客は互いに知り合いばかりで、とてもアットホームな雰囲気の店だった。カウンター席なので話しやすいというのもある。

ひらた氏の予想通り、安田さんは僕らが店に入って30分くらいした時に姿を見せた。髪を丸刈りにしたいかつい外見だが、話し方は柔和。

さっそく、大文字山で何を食べられるかについて教えてもらう。

今の季節、食べられるものは少なくなってきているが、きのこは雨の降った日の後であればそれなりに生えているものらしい。冬はエノキダケがうまいそうだ。アミガサダケはバターで炒めて食べた方がおいしい。その他、山菜がいろいろ生えている。お腹いっぱいになるくらいの量を集めるのは難しいが、おいしいものはたくさんある。

安田さんの本は大文字山で食べられる植物を網羅しているというわけではなく、どちらかというとエッセー集風だが、大文字山や哲学の道近辺で日常的に食物採集をしている体験レポートとして面白い。

ニューヨークのセントラルパークにはワイルドマン・スティーブという人がいて、公園に生えている植物を勝手に採って食べるというのを繰り返していた所、管理事務所に捕まってしまい、それでもその能力を売り込んで市に雇ってもらい、「セントラルパークの植物を食べようツアー」というのを定期的に主催していたようである。

安田さんにもそんな活動を日本で行ってもらえたらと思った。

「大文字山を食べる」の後、続編を書こうと考えられているようなのだが、ぜひ「京都御所を食べる」という本にしてもらって、京都御所に頻繁に入って食料を漁っていたら、きっと捕まると思うので、それをきっかけに有名になってもらって、「京都御所を食べるツアー」を主催する人になってもらえないかなと思ったりした。

食事後、安田さんと分かれ、店を出て百万遍まで歩く。

ひらた氏が途中で突然立ち止まって、「ちょっと寄ってきませんか」とか言う。

もう一杯飲んで行くつもりなのかなと思ったら、僕らが立っているのは銭湯の前であった。

「え? 銭湯?」
「ええ」

ひらた氏は寮生なので、家に風呂がなく、食事の後、銭湯に寄って暖まってから帰るものらしいのである。

「さすがにタオルとか持ち歩いてないんですけど」
「この銭湯は貸してくれるんですよ」

というわけで銭湯に立ち寄り、湯船につかっていろいろ話をして面白かった。

ひらた氏は寮に入る前、環境問題に対してすごく熱意のある人たちとシェアハウスしていたそうだ。
その家はものすごく電気を節約していて、室内はいつも薄暗く、暖房は弱く、冬は皆こたつに入って暖まっていたらしい。

ちょっと見に行ってみたい独特の空間である。
禁煙マラソンではないが、何人かでグループを作ってやる方がそういった節制生活は送りやすいのかなとちょっと思った。

素敵なエコラディカルな人々。

Posted by taro at 2007年12月07日 00:29

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