| --> |
« 外国の関西 | トップページ | 仏教を一語で言い表すと » 2007年08月05日タイ帰りの友人とかと飲む(自由意志/詩を作るプログラム/躁鬱病など)タイで長らく暮らしていた友人phaが日本に帰ってきたので、木屋町の八文字屋に行って飲んだ。 その友人で物理学科出の坊さんである躁狂、大学院で社会学を研究しているシャーハーとかも来る。 人間の自由意志や時間の不可逆性、詩を作るプログラムなどについて話す。
商品推薦システムの精度が上がっていって、自分が何を買うかが完全に予測されるようになったらきもいよな、と僕。 「若いうちは反発するかも知れないけど、30代とかになったら『楽でいいや』ってなりそう」とpha。 計算機の能力は継続的に向上していくが、人間の脳の能力は一定なのだから、見事に予測されるようになってしまうというのはありうると思う。それとも「自由意志を守るために」脳を増強させるか。 たとえば自分が誰に投票するか完璧に予測されてしまったとしたら、投票する意味あんのか、とか思う。快適さとアイデンティティの相克。 僕の自由意志は頭の中ではなく予測装置の中にあると思わなければやってられない。
phaとシャーハーは元々短歌サークルで知り合ったそうだが、最近プログラミングにはまっているpha、「短歌作るプログラム書きたいよね」とか言う。「でも、そのうちすべての短歌はコンピュータによって作り尽くされてしまうかも」 僕も昔そんな風に思ったが、そんなイメージを抱くのはおそらく我々が指数関数的増加をうまく捉えられていないからだろう。五十音の31乗というのはとてつもなく多い。もちろん、日本語の文法に厳密に従わせるのならだいぶ減るが。音楽のメロディがいつか尽きてしまうのではないかという危惧も同様だろう。 phaがとりあえず作った「村上春樹風に語るスレジェネレータ」。
躁狂は長らく躁鬱病だったそうだが、最近症状が軽くなってきた。ところが逆に日々の生活がのっぺりとして感じられてきて、 「最近、すごく平穏でつまらないんですけど。普通の人はこうなんでしょうか」と主治医に言ってみたところ、 「そうです。だから普通の人は映画を見たり酒を飲んだりして、自己を波立てようとするんです」と言われたのだそうだ。なんかその先生、名医っぽい。
抽象的な話で延々と盛り上がっていると、店のバイトの女の子が突然、「歌います」とか言って、沖縄民謡の「十九の春」をアカペラで歌い出した。 初対面のお客さんが僕のブログを読んでくれてるとか言っていた。「これからもいろいろ変なことしてください」と要望を受けた。 Posted by taro at 2007年08月05日 00:31 |
コメント
はじめまして!イワクロ.COM~から遊びに来ました。
私の母は、旧姓岩畔と申します。
話は変わりますが・・・タイ料理は大好きで、パクチー好きです。
【話題その3】おもしろい内容です。私も名医のような気がします。
また、遊びに伺いますね!
Posted by: ピグモン at 2007年08月06日 12:16
書き込みありがとうございます。
ピグモンさんはひょっとして岩畔豪雄さんとどこかで繋がっていらっしゃるのでしょうか。
知り合いがやっている日本パクチー狂会、活動は主に東京ですが、またご参加いただければと思います。
その名医の先生の連絡先を聞いておくのを忘れていました。また聞いておこうと思います。
Posted by: taro at 2007年08月06日 17:37
