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2007年01月20日

シンガポールは港町

シンガポール滞在中に強く感じた印象は、それが港町であるということです。国際的で、洗練されていて、住民はフレンドリーで、新しいものを積極的に取り入れる。

同じ中国人中心の経済拠点である香港と比べると、人々の性格もいくらか穏和のようです。

地元の人たちが語っていたシンガポールの印象をいろいろまとめてみました。香港と比較している人が多いのは、僕が12月に香港に行ったという話をしたからです。


シンガポールで研究者をしている知り合い

シンガポール人はそれほど残業しない。
夜になるとビルは真っ暗。

では、家に帰って何をしているかというと、テレビはそれほど見ない。
シンガポールのテレビ番組というのは実に退屈。
その代わり、海外の番組を見たりする。

ここは東と西の文化の接点。東の文化では夜は自宅でテレビを見る人が多いが、西の文化ではバーに行って知り合いと話したりする。シンガポールではどちらのパターンもありうる。

シンガポールのマスコミには政府批判がほとんど出てこない。TV番組が面白くないのも、政府の管理が強すぎて、クリエイティビティがあまり育たないからかも知れない。

国土は狭いが香港と比べて平地が多いため、香港の人より二倍広い家に住んでいる。


30代くらいの運転手さん。インド系? 車内でインド音楽をかけていた。

香港の人たちはシンガポール人ほどフレンドリーじゃない。
店で商品に触ったのにそれを買わなかったりすると、怒ったりする。
しかし、彼らはよく働く。


40代くらいの運転手さん。中国系? 車内で中国系の音楽をかけていた。

僕はシンガポールで育った。
シンガポールは退屈だ。香港の方がずっといい。

休日はマレーシアに行ったりして過ごしている。僕が運転したり、友人が運転したり。

香港ではいろいろお金の使い道がある。彼らはたくさん働き、たくさん遊ぶ。シンガポールの人間はただ貯めるだけ。
香港の人間は計算も速い。ビジネスの契約を結ぶ際、頭の中ですぐに計算ができている。我々は電卓を持ち出さなくてはならない。


30代くらいの運転手さん。中国系。

3年間、タクシーの運転手をしてきた。
いつも夜働くことにしている。
昼の暑さには耐えられないし、渋滞がひどい。夜の方がずっと快適。

この仕事は自分に向いていると思う。
自分の好きな時間に働いて、自分で自分を管理できる。

両親は中国出身で、僕はシンガポールで生まれた。
中国本土に行ったのは一度だけ。香港に行った時に、深チェンに立ち寄った。

香港はここと似ているけど、文化的に少し違う。
むこうにはエンターテイメント産業がある。
こちらは貿易や観光がメイン。
香港の人たちからしてみると、中国人同士で英語を喋っている僕らは変に見える。

シンガポールは狭い。西の端から東の端まで、ハイウェイを飛ばすと30分。

このタクシーは会社から借りたもの。
シンガポールには個人タクシーというのがない。
数百台のタクシーを所有していないと営業許可が下りない。
個人タクシーを認めないのは、その方が政府が管理しやすいから。

休日はない。たとえ働かなくても、車のレンタル代をもっていかれるので、働かなければ損していく。
だから少し休みたい時は、レンタル料の分だけ働いて、その後休むということをしている。

いつかまとめて長い休みを取るかも知れない。

Posted by taro at 2007年01月20日 00:58

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