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2007年01月07日

日本の防衛力

昔からの知り合いであるエモケンさんから電話がかかってきて、安宿東寺庵に泊まっているのだけど会いませんかとのお誘い。東京から山口の実家に帰る途中、京都に立ち寄ったとのこと。

東寺庵は海外からのバックパッカーや若い日本人旅行者が集まる宿で、いろいろ面白い出会いがあります。今回は冬休みということで、かなりの盛況でした。

様々なバックグランドの人たちとお話しましたが、海上自衛隊に長く勤めていた四十代くらいのおじさんとお話したのが特に興味深かったです。

普段は横須賀に勤務していて、今は京都に遊びに来ている所。

「どうなんですか、海上自衛隊」 と聞くと、なかなか心強い答えを聞かせてくれました。

自衛隊の艦艇から撃たれる砲弾の命中率は非常に高いらしいです。

なぜかというと、日本の自衛官は全般的に教育レベルが高いため、砲弾の軌跡を自分で計算して調整したりする。

もちろん、かなりの部分はコンピュータが自動的に計算してくれるのですが、「昨日はあんまり当たらなかったから、今日はちょっと変えてみようかな」 とか言ってパラメータを変えてみたりすると、翌日からばんばん当たるようになる。

数年前に行われた日米合同演習では日本が撃った弾ばかりが当たって、「これが実戦だったら大変だった」 とアメリカの軍人がコメントしたとか。

しかし、問題は弾ひとつあたりの単価が高いこと。

武器輸出三原則というのがあって、海外への武器輸出が基本的に禁じられているためです。日本以外の国々は自国で開発された兵器をどんどん戦争中の国に輸出して、単価を下げる。それによって自国の防衛力を充実させる。日本はそれをしない。

海外で作られた安価な兵器を輸入するという手もありますが、国内産業の育成も重要ということで、国産の兵器を使おうとする。だから日本人は防衛費に高い税金を払っていても、装備は他の国に比べて貧弱だったりする。

以前、イランとイラクが戦争していた頃、日本製の三次元レーダーを売って欲しいと頼まれたそうですが、武器輸出三原則のために断ったのだとか。

「防衛のための装置なんだから、売ればいいのにね」 と自衛隊のおじさん。

「お人好しの国だと思うけど、それでもいいのかもと最近は思う」

小学校の頃の先生が口癖のように、

「上を思えば限りがないと 下を見て咲く百合の花」

と言っていたのを今でも記憶しているそうです。

Posted by taro at 2007年01月07日 23:57

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