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2007年01月31日
京都のうまい店 しょうが焼き とんかつ処やまなか
河原町夷川に「やまなか」というとんかつ屋があります。
この店はしょうが焼きが特においしい。
我が家からものすごく近い場所にあるため、引越してきて間もない頃、さっそく入ってみたのですが、その時はそれほどおいしいと思わなかった。そして長らくこの店に対して、あまりおいしくないという印象を持っていました。
しかし、そんな僕は「やまなか」の一面しか見ていなかったのです。
メニューはこんな風になっています。
| 特選ヒレかつ定食 | 2,200円 |
| 特選ロースかつ定食A (180g) | 2,200円 |
| 特選ロースかつ定食B (140g) | 1,850円 |
| 特選生姜焼き定食 | 1,650円 |
| ヒレかつ定食 | 1,580円 |
| ロースかつ定食 | 980円 |
| 生姜焼き定食 | 980円 |
特選とそれ以外の間に歴然たる値段差が横たわっているのがお分かりでしょうか。(およそ700円)
寿司屋で言えば、松と梅だけあって、竹が無いような状態です。
この店を最初に訪れた六年前、学生だった僕が食べたのは当然、ロースかつ定食(980円)であったことが推測されます。そしてそれほど深い感慨は受けなかった。
しかしその後、毎日のように店の前を通っているうちに、特選ヒレかつ定食がどれほどうまいのかが気になり始めました。
ある日、あまり期待せずに店に入り、「特選ってのはかなり違うんですか」と聞いてみた所、
「全然違いますよ」
そう言って胸を張る店の大将の力強い断言口調に押され、特選生姜焼き定食(1,650円)を注文しました。
そして僕はこの店に対する考えを改めました。
特選とそうでないものでは、別の食べ物なのです。味が違いすぎ。
まるでこのようなコメントが書かれることを期待していたかのように違います。
固くて薄い980円定食と比べて、柔らかくて深い味わいの特選。
要は、しょうが焼きにするにはもったいないほどいい肉を使っているということなのかも知れませんが。
キャベツのドレッシングも美味なので、お薦めです。僕はいつもキャベツおかわり(無料)してます。
オイルベースのドレッシングととんかつソースの両方をキャベツにかけて食べると、大変美味です。
Posted by taro at 22:27 | Comments (2) | taro's blog ℃
2007年01月28日
コピペで英会話
友人Yが大阪から京都に来ていたので三条で飲みました。
彼はなかなか変わった人間で、学部生の頃に血痰吐くほど働いて(←本人談)IT系の上場企業の社長まで登り詰めたのですが、これから発展していく別の分野でビジネスしたいとか言って会社をやめてしまい、現在はアメリカの面白げな研究所で働くことを目標に勉強しています。
その彼の英語勉強法がなかなか独特です。
映画のマトリックスが好きらしく、二十回くらい見てセリフを丸覚えし、それをテンプレートとして会話しているそうです。
例えば主人公のネオがモーフィアスと最初に出会った時、
ネオ: It's an honor to meet you.
モーフィアス: No, the honor is mine.
という会話をするらしいのですが、
「これ、この前外人と会った時、そのまんま使ったしな」 とY。
「コピペで英会話かよ」
マトリックスの他、バック・トゥ・ザ・フューチャーは十回、スティーブ・ジョブズのスタンフォードでのスピーチも十回くらい見て、フレーズを憶えまくっているそうです。
自分が感動できるものを通して何かを学んでいくのはいいことだと思うのですが、実際の所、映画や演説に出てくるフレーズをテンプレートとして使い、単語を置き換えて様々な表現を作っていくという方法、案外広く使えるのかも知れません。
日本人が英語を書く時、よく冠詞 a や the を落としてしまいますが、これは要素単位で翻訳していくからかも知れない。テンプレートをたくさん憶えておけば、「何か抜けてる」と気付くのではないでしょうか。
「コピペ英会話」、あるいは「テンプレート英会話」。
英語学習書のタイトルとしても使えそうな気がします。
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2007年01月24日
タイからの留学生にお気に入りのタイ料理店を否定される
近所に大好きなタイ料理店があり、一週間に一度は必ず行くのですが、これをタイからの留学生に食べさせたら何と言うかと思い、研究室の博士課程生であるnミットさんとその友人のPoさんを連れて行ってみました。
店内の雰囲気は非常にタイっぽいということで喜んでいたのですが、料理に対する評価は激辛。
「味がマイルドすぎる」「魚醤(ナンプラー)が足りない」
と、実に率直に酷評。
そして僕がそれほどおいしいと思わない別のタイ料理店の方が好きだと言うのです。
すごいショック。
しかし、彼らの立場を自分に置き換えて考えてみるなら、アメリカ留学中、アメリカ人の知り合いから「すげぇうまい日本料理の店があるんだ。絶対感動するよ」 と誘われてついていったところ、激アメリカンな味付けの日本料理店で、ケチャップ風味の寿司とか出されながら「どう? うまいでしょ。どうよどうよ」 と聞かれて困ったというような感じなのでしょう。
一応補足しておくと、料理を作っているお兄さんはタイ人でした。しかし奥さんは日本人であるとのこと。
まぁ、自分の味覚が日本人であるということを確認できただけでも良かったです。
やはり、タイ料理は日本風の味付けに限りますね!
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2007年01月22日
目隠しオセロ、触れる時計、黒いまな板
大丸京都店の催し物会場で視覚障害者福祉啓発事業「あい・らぶ・ふぇあ」というイベントが開かれていました。
視覚障害者の人々が使う道具に触れて、理解を深めようというイベントです。京都ライトハウスという法人が中心となり、毎年行われているようです。
微妙に手作り感あふれていますが、内容はとても充実していました。
針に触って時間を確かめられる時計。
触って分かる「三匹のこぶた」の絵本。
ビール缶の上側に書かれている点字。知りませんでした。
見えない状態だとかけ過ぎることが多いので、一定の量が出る醤油差し。
ハガキの宛名書きに使うスリット入りの厚紙。途中から目が見えなくなった人は、これで宛名が書けます。
白地に黒は眩しくて見えないという症状があって、そういう人たちのための黒地に白のカレンダー。
白い食材を上に乗せた時に分かりやすい、黒いまな板。
音声でブログ。
触覚ディスプレイ。
9×9の囲碁。9路盤と呼ばれているそうです。
通常の囲碁盤は19×19ですが、それだと全体を憶えるのがとても大変なので、視覚障害者の間ではこちらの縮小版の方が広まっているそうです。「通常の盤だと数時間かかるけど、こちらなら15分で終わります」 とのこと。「展開も速いし、持ち運びもできます」
9路盤の普及に関わっているという先生(視覚障害者ではない)と対戦させていただいた所、面白いぐらいに負けてしまい、しかも自分の打った手の悪さがすぐに響いてくるというのもあって、囲碁の面白さがちょっと分かりました。これは健常者の間でも楽しめるかも知れない。
通常の盤もあります。触れて確認できるように、石はへこみに固定されるようになっています。
こうして比べてみると、通常の囲碁盤に広がる世界は広大に感じられます。しかし、視覚障害者の方でも囲碁の有段者になると、こちらで勝負するようになるそうです。
視覚障害者の方とオセロもさせていただきました。
一回目は見ながらやって、勝ちました。
二回目は目隠しして挑戦。黒い方は表面にでこぼこがあるので、触れると分かります。
中盤は勝っていたのですが、最後で逆転されて、あっさり負けてしまいました。
強い人になると、盤の状態をまるごと憶えているそうです。それはすごい。
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2007年01月20日
シンガポールは港町
シンガポール滞在中に強く感じた印象は、それが港町であるということです。国際的で、洗練されていて、住民はフレンドリーで、新しいものを積極的に取り入れる。
同じ中国人中心の経済拠点である香港と比べると、人々の性格もいくらか穏和のようです。
地元の人たちが語っていたシンガポールの印象をいろいろまとめてみました。香港と比較している人が多いのは、僕が12月に香港に行ったという話をしたからです。
シンガポールで研究者をしている知り合い
シンガポール人はそれほど残業しない。
夜になるとビルは真っ暗。
では、家に帰って何をしているかというと、テレビはそれほど見ない。
シンガポールのテレビ番組というのは実に退屈。
その代わり、海外の番組を見たりする。
ここは東と西の文化の接点。東の文化では夜は自宅でテレビを見る人が多いが、西の文化ではバーに行って知り合いと話したりする。シンガポールではどちらのパターンもありうる。
シンガポールのマスコミには政府批判がほとんど出てこない。TV番組が面白くないのも、政府の管理が強すぎて、クリエイティビティがあまり育たないからかも知れない。
国土は狭いが香港と比べて平地が多いため、香港の人より二倍広い家に住んでいる。
30代くらいの運転手さん。インド系? 車内でインド音楽をかけていた。
香港の人たちはシンガポール人ほどフレンドリーじゃない。
店で商品に触ったのにそれを買わなかったりすると、怒ったりする。
しかし、彼らはよく働く。
40代くらいの運転手さん。中国系? 車内で中国系の音楽をかけていた。
僕はシンガポールで育った。
シンガポールは退屈だ。香港の方がずっといい。
休日はマレーシアに行ったりして過ごしている。僕が運転したり、友人が運転したり。
香港ではいろいろお金の使い道がある。彼らはたくさん働き、たくさん遊ぶ。シンガポールの人間はただ貯めるだけ。
香港の人間は計算も速い。ビジネスの契約を結ぶ際、頭の中ですぐに計算ができている。我々は電卓を持ち出さなくてはならない。
30代くらいの運転手さん。中国系。
3年間、タクシーの運転手をしてきた。
いつも夜働くことにしている。
昼の暑さには耐えられないし、渋滞がひどい。夜の方がずっと快適。
この仕事は自分に向いていると思う。
自分の好きな時間に働いて、自分で自分を管理できる。
両親は中国出身で、僕はシンガポールで生まれた。
中国本土に行ったのは一度だけ。香港に行った時に、深チェンに立ち寄った。
香港はここと似ているけど、文化的に少し違う。
むこうにはエンターテイメント産業がある。
こちらは貿易や観光がメイン。
香港の人たちからしてみると、中国人同士で英語を喋っている僕らは変に見える。
シンガポールは狭い。西の端から東の端まで、ハイウェイを飛ばすと30分。
このタクシーは会社から借りたもの。
シンガポールには個人タクシーというのがない。
数百台のタクシーを所有していないと営業許可が下りない。
個人タクシーを認めないのは、その方が政府が管理しやすいから。
休日はない。たとえ働かなくても、車のレンタル代をもっていかれるので、働かなければ損していく。
だから少し休みたい時は、レンタル料の分だけ働いて、その後休むということをしている。
いつかまとめて長い休みを取るかも知れない。
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2007年01月18日
芋は鹿児島、蕎麦は宮崎、麦は大分・長崎、米は熊本
ピューター製のマイジョッキを持って、焼酎を飲みに行ってきました。
中村先生お薦めの「台所家酒造」。大丸の北側、ビルの5階にあります。
焼酎全品315円というのはちょっと信じられない安さです。店のマスターと少し話してみると、焼酎に対する愛情が強く伝わってきます。本当にくわしい。
焼酎は様々な原料から作られますが、かなり地域差があるようです。鹿児島は芋、宮崎は蕎麦、大分・長崎は麦、熊本は米、奄美は黒糖、という風に蔵が分布しているそうです。
沖縄まで行くと泡盛なので、原料は米。なお、宮崎には芋・米・麦も入ってきていて、ひとつの蔵で何種類か出している所が多いとか。日本酒の醸造が盛んな福岡・佐賀では元々粕取り焼酎が有名だったそうですが、今はいろいろ作っているようです。
僕が好きなのは芋焼酎と黒糖焼酎。あまーいのが好きなのであります。
なお、ピューター製のジョッキで飲むことによって焼酎がおいしくなったかというと、よく分かりませんでした。もともとおいしい。蒸留酒ではあまり違いが出ないのかも知れません。ワインや日本酒などの醸造酒でまた試してみようと思います。
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2007年01月17日
ピューター製のジョッキ
シンガポールで自分用に買ってきたおみやげ、ピューター製のミニビールジョッキ。
錫製の容器で飲む酒はおいしいという噂があり、以前から試してみたいと思っていたのですが、今回気に入った形のものが見つかったので購入しました。
お店はロイヤル・セランゴール といって、お隣マレーシアで百年以上前から続く老舗。マレー半島は昔から錫の産出で有名らしいです。シンガポール川沿いのクラークキーという洒落た飲食店街の一角にショールームがありました。
ピューターは錫と銅とアンチモンの合金。青銅と違って錫の方が主成分。銅とアンチモンは強度を高めるために加えられています。昔は鉛が使われていたのをアンチモンに置き換えたそうですが、アンチモンにも毒性があるようなので、大丈夫なのでしょうか。
ショールーム内は錫に関する展示が充実していて、珍しい錫製品がいろいろ並べられていました。写真は、マレーシアで15世紀に使われていた錫製のお金。
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2007年01月16日
シンガポールにおける研究室の仕組みなど
シンガポール滞在の折、Nanyang Technological University (NTU) で助手をしている Zhang Jun と夕食に出かけました。
彼と知り合ったのは今から一年前、ハルピンで国際会議に出席した時。航空会社の都合で帰りの飛行機が急にキャンセルになってしまい、おまけにチケットカウンターでは英語がうまく通じず、我々は大変困っていました。そんな時、会議の会場でもらうバッグを持った彼が偶然通りかかり、助けを求めた所、颯爽と次の便への移行手続きを行ってくれたという縁。国際会議では通常、論文集などを入れたロゴ入りバッグをもらえるのですが、それがこんな役に立つとは知りませんでした。
シンガポールに行くと伝えた所、食事でもしようという話になり、同じく会議に出席していた院生のKリくんと三人で会いました。Kリくんによる「超好青年ですね」というコメントに縮約されるように、とても爽やかな人物。こういう人を目指さなくてはならないなと思っていたのですが、今回、僕と同年齢であるということを知りました。
イーストコーストという海岸に面したシーフードレストランで名物のチリ・クラブ(エビチリのソースで味付けした蟹)を食し、ラッフルズホテル2階のロングバーでシンガポールスリングやビールを飲み、いろいろ雑談しました。以下はその時に聞いた話。
Nanyang Technological University における研究室の仕組みは日本とだいぶ違う。研究室に相当する教員や院生の集まりはセンター(centre)。ひとつの学部(school)の中にいくつものセンターがある。僕が先日訪問したのはマルチメディアとネットワークを扱う CeMNet というセンター。Zhang Jun が所属しているのはデータベースやデータマイニングを扱うセンター。大学の執行部が重要と考えた分野に関してセンターが作られ、予算が確保される。院生は基本的にどこかのセンターに所属し、研究を進める。full professor の数は非常に少ないため、associate professor と assistant professor しかいない centre も多い。それぞれの教員がかなり独立していて、各自大学から一人分の学生の給料が支給され、担当することになる。それ以上の学生を雇えるかどうかはその教員が外部資金を獲得できるかどうかにかかっている。
学部卒業後の学生の進路には PhD、M.Sc.(Master of Science) に加えて、M.Phil.(Master of Philosophy) というのがある。M.Sc. は一年だけのコースで、勉強の延長という色彩が強く、研究の側面は弱い。修了時に論文を書かせたりすることもあるが、サーベイ的な論文になることが多い。一方、M.Phil. が二年間のコースで、日本の修士課程に近い。しかし、日本との違いは学部を卒業した時点でどのコースに進むかを選べるということ。修士課程の後に博士課程、という順序になっていない。PhDコースは最短三年で出られるが、四年かけて取る人が多い。
基本的に PhD の学生には基本的に給料が支給されるが、M.Phil. や M.Sc. の学生には支給されないこともある。PhD の学生の月給は 1,500 SGD(約12万円)くらい。ポスドクになるとその2~3倍。最近、PhD の学生が授業を担当する制度もできていて、その場合は月あたり 2,000 SGD(約16万円)くらい。
ポスドクの給料は PhD の学生に比べて高いので、雇わない教員も多い。また、PhD の学生であれば最低でも三年間は研究室にいるけれど、ポスドクの場合はすぐにいなくなってしまうかも知れない。しかし、学部を卒業したばかりの PhD の学生と違って、即戦力になるというメリットがある。
日本の大学院にはこういう制度が無いので、学生は自分でバイトするか、奨学金を取るか、親の仕送りに頼るかだと思います。あるいは外部資金を獲得した研究室が独自に行うしかありません。
日本でも政府の奨学金の予算をこのような形で配分することはできないものでしょうか。
政府の力が強いと言われるシンガポールですが、現在、政府がIT分野で積極的に取り組んでいるのは interactive digital media, grid computing, bioinformatics らしいです。屋根が芝生になった変な形の建物が大学の敷地内にあったのですが、それは芸術系の学部だそうで、interactive digital media の予算もそこに配分されているそうです。
今回参加した会議はマルチメディア系だったため、画像検索を実現するために画像解析してインデックスを付けるという試みがいくつかあったのですが、やはり人間が付けたアノテーションが無いと検索は難しいのではという話になりました。それではどのように良いアノテーションを集めたらよいか。Zhang Jun が言及したのはカーネギーメロンの学生が作ったシステムで、互いに知らない二人を結び合わせてゲーム形式でタグを付けさせるというもの。
システムはサーバ上で動いていて、同時にアクセスした二人に同じ写真が提示され、それをキーワードで説明するよう要求されます。二人は互いに連絡を取り合うことができません。制限時間内に二人が同じキーワードを入力すると、次の写真に進めます。一致した写真の数が一定の枚数まで到達すると、「心の友(soulmate)」と認定され、互いに連絡が取れるようになります。一種の出会い系です。「同じ画像に同じことを感じるのだから、仲間じゃないか」という理屈。
一方、システム運営者側から見たメリットは、なるたけ多くの画像に人間の判断でタグを付けてもらい、画像検索に役立てられること。ゲームのプレーヤーは自分がその画像を見てどう思うかではなく、不特定の誰かがどうラベル付けするかを想定してキーワードを入力しているので、結果が客観的になる。ゆえに優れたアノテーションが得られる。
このシステムは Google が買い取って、Google Image Labeler になったそうです。実際、なかなか遊べます。
ちょっとしたアイデアで大きな効果を上げている点が非常に面白いです。こういう見事なシステムが作れたら幸せだと思います。
Posted by taro at 00:10 | Comments (0) | taro's blog ℃
2007年01月14日
偽の影
今回の国際会議 Multimedia Modeling Conference を中心となって運営した Nanyang Technological University の Centre For Multimedia and Network Technology (CeMNet) を訪ねました。
マルチメディアとネットワークに関する研究室で、五名ほどのスタッフと三十名ほどの院生が所属しているようです。
スライドによる研究紹介の後、実際にデモを見せてもらったのは、プロジェクタを使って偽の影を投影するというシステム。
白い箱に上から光が当てられているように見えますが、実際はプロジェクタ(光源)は右の方にあって、箱の周囲に出来ている影はプロジェクタが映し出しているものです。
箱の背後に、本物の影がちょっと見えます。(写真をクリックすると拡大されます)
システムが箱の三次元モデルを持っていて、影になる部分を計算して投影するという仕組みです。
任意の場所に光源があるかのような演出ができるのは面白いと思ったのですが、何の役に立つのかは聞けませんでした……。
その他、複数のプロジェクタから投影された映像をシームレスに統合する技術、スクリーンの手前に人が立って影が落ちた場合、それを別のプロジェクタで補完する技術などを研究していました。
「要は、プロジェクタの明るさがどんどん上がってきているということです。そのうち照明を暗くしなくてもプロジェクタが使えるようになる。そういう時代に向けて研究を進めているんです」 とのこと。
Posted by taro at 11:03 | Comments (0) | taro's blog ℃
2007年01月09日
シンガポール
シンガポールに来ました。
僕は冬の寒さが何より苦手なので、たとえ短い期間であっても暖かい場所で過ごせることはとても嬉しいです。
国際会議の会場、Nanyang Technological University のキャンパスは広大で、真夏の日差しを浴びて青々とした芝生が広がっています。
屋根が芝生になっている建物まであります。
ホテルもキャンパスの中にあります。
二人部屋なのですが、勉強机が二つ、背中合わせに置かれていました。
さすが、大学の中のホテルは違います。
Posted by taro at 21:24 | Comments (0) | taro's blog ℃
2007年01月07日
日本の防衛力
昔からの知り合いであるエモケンさんから電話がかかってきて、安宿東寺庵に泊まっているのだけど会いませんかとのお誘い。東京から山口の実家に帰る途中、京都に立ち寄ったとのこと。
東寺庵は海外からのバックパッカーや若い日本人旅行者が集まる宿で、いろいろ面白い出会いがあります。今回は冬休みということで、かなりの盛況でした。
様々なバックグランドの人たちとお話しましたが、海上自衛隊に長く勤めていた四十代くらいのおじさんとお話したのが特に興味深かったです。
普段は横須賀に勤務していて、今は京都に遊びに来ている所。
「どうなんですか、海上自衛隊」 と聞くと、なかなか心強い答えを聞かせてくれました。
自衛隊の艦艇から撃たれる砲弾の命中率は非常に高いらしいです。
なぜかというと、日本の自衛官は全般的に教育レベルが高いため、砲弾の軌跡を自分で計算して調整したりする。
もちろん、かなりの部分はコンピュータが自動的に計算してくれるのですが、「昨日はあんまり当たらなかったから、今日はちょっと変えてみようかな」 とか言ってパラメータを変えてみたりすると、翌日からばんばん当たるようになる。
数年前に行われた日米合同演習では日本が撃った弾ばかりが当たって、「これが実戦だったら大変だった」 とアメリカの軍人がコメントしたとか。
しかし、問題は弾ひとつあたりの単価が高いこと。
武器輸出三原則というのがあって、海外への武器輸出が基本的に禁じられているためです。日本以外の国々は自国で開発された兵器をどんどん戦争中の国に輸出して、単価を下げる。それによって自国の防衛力を充実させる。日本はそれをしない。
海外で作られた安価な兵器を輸入するという手もありますが、国内産業の育成も重要ということで、国産の兵器を使おうとする。だから日本人は防衛費に高い税金を払っていても、装備は他の国に比べて貧弱だったりする。
以前、イランとイラクが戦争していた頃、日本製の三次元レーダーを売って欲しいと頼まれたそうですが、武器輸出三原則のために断ったのだとか。
「防衛のための装置なんだから、売ればいいのにね」 と自衛隊のおじさん。
「お人好しの国だと思うけど、それでもいいのかもと最近は思う」
小学校の頃の先生が口癖のように、
「上を思えば限りがないと 下を見て咲く百合の花」
と言っていたのを今でも記憶しているそうです。
Posted by taro at 23:57 | Comments (0) | taro's blog ℃
2007年01月04日
福澤心訓
近所の高校の屋外掲示板に、福沢諭吉の言葉が掲げられています。
なかなかいい言葉です。
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心訓
世の中で一番楽しく立派なことは、一生涯を貫く仕事をもつ事です。
世の中で一番みじめなことは、人間として教養のない事です。
世の中で一番さびしい事は、する仕事のない事です。
世の中で一番みにくい事は、他人の生活をうらやむ事です。
世の中で一番尊い事は、人の為に奉仕して決して恩に着せない事です。
世の中で一番美しい事は、すべてのものに愛情をもつ事です。
世の中で一番悲しい事は、うそをつく事です。
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福澤心訓と呼ばれているらしいです。
福澤心訓について(慶應義塾のページ)←要チェック。おもしろい。
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2007年01月02日
鎌倉からの年賀状
年賀状、いろいろな方からいただいたのですが、最近は宛名がほとんどプリンタで印刷されています。
そんな中、毎年見事な筆捌きで宛名を書いてくださるのが和久井さん。
達筆すぎます。
よくこれで届くなぁと、郵便局員さんたちの鑑識眼にも感心します。
郵便番号が三桁の時もちゃんと届いたのでしょうか。
ちなみに、「京都市中京区……手塚太郎様」と書かれています。
新年の挨拶の内容も非常に文化人風で、
「平生は書屋に籠もり雨奇晴好を地でいっています。」
など、一文字ずつ変換しなければ出てこないような熟語を多用した文章が記されています。
大変な読書家の方で、鎌倉にて小さな私設図書館を運営されています。たしか岩波文庫が全冊揃っていたはず。「ライブラリーイン鎌倉」と言って、高校の部活や大学のサークルが合宿で利用することもできました。壁を埋め尽くす岩波文庫に囲まれて勉強会というのは、他ではできない体験かと思います。
「僕が学生の頃は、岩波文庫は全部読まなくちゃならないという雰囲気がありましたが」 というようなことをさらりと言われます。
和久井さんとの出会いは僕が高校生の頃。水泳部に所属していたのですが、全国で合宿に使える宿をまとめた非常に便利な冊子が部室にあり、その最新版をもらいに行ったのがきっかけだったと記憶しています。
もともと新潟の新聞社に勤められていたそうですが、地域の振興と青少年活動の支援を目的に、合宿情報を紹介する会社を設立されたのです。
鎌倉のご自宅では毎年新年会を開かれていて、僕も何度か参加させていただきました。新潟のうまい酒を囲んでの楽しいひととき。
最近は正月にも東京の実家に帰っていないため、新年会に出席できないでいるのですが、また折りを見て遊びに行きたいと思っています。
Posted by taro at 23:10 | Comments (0) | taro's blog ℃
2007年01月01日
あけましておめでとうございます。
今年も皆様にとって良い一年になりますように。
Posted by taro at 01:44 | Comments (0) | taro's blog ℃


























