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2006年07月23日

軍事の研究

先週の研究会で、韓国からサバティカルで一年間来られているL先生が発表されていた。

サバティカルというのは外国の大学にある制度で、
何年かに一回、一年ほど大学での仕事を免除され、海外の機関に滞在できるという仕組みである。

L先生は普段は韓国の国防大学という所で教授をしていて、情報技術の軍事利用が専門。
指導している学生さんは皆、軍人である。

今まで指導してきた研究は、
データマイニングを利用して潜水艦を音で判別する技術(潜水艦が水中で出す音はひとつひとつ違う)、
戦闘機訓練映像の検索、
陸海空のデータベースの統合、
有事におけるトランザクション処理、
ITSを用いた軍輸送システム、などだそうである。

来年以降は、ユビキタスセンサーネットワーク(USN)の活用のひとつとして、
弾薬庫や休戦ラインに張り巡らし、警戒システムとして使用する研究をやりたいとのこと。

休戦ラインというのが非常に具体的である。

発表の最後に、「こんな動画があります」と言って、
ボーイング社の副社長が韓国国防大で講演した時のビデオを見せてくれた。

未来の戦争ビデオである。

CGを駆使して、雪の中で闘う軍隊の姿を描いている。

自社製品を売るために、こういうビデオを熱心に作っているようである。
いわばプロモーションビデオ。

軍需産業がちょっと身近に感じられた。

もうひとつ、L先生が仰られていた重要な研究テーマ。

「今、軍隊にとって一番の問題はNPOなんです。ここで訓練したらダメ! とか、言ってくる団体がたくさんあって。そういう人たちとの戦いが重要になっています」

国防は大変である。

Posted by taro at 2006年07月23日 11:23

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