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2006年07月17日

カヤック柳澤さん邸訪問。七里ヶ浜でサーフィン。

有名なIT系ベンチャー企業、カヤックの代表である柳澤さんの家で開かれたバーベキューに行ってきた。

鎌倉は七里ヶ浜の住宅街の一角。
30年以上前に建てられたという住宅には広い芝生があり、
その周囲を取り囲むように椰子の木が植えられていて、
開放的な室内もアメリカ的。

かつて西武が開発した高級住宅街だそうだ。
太陽族とか。そういう感じだろうか。

柳澤邸の芝生は綺麗に刈り揃えられているが、
先月はずっとイタリアで仕事をされていたため、
草ぼうぼうだったそうである。
バーベキューが行われるということで、前日に早起きして芝刈りをかけたのだそうだ。

来ていたのは柳澤さんのお子さんと同学年の子供を持つお父さんたち。
Y山さん、Wケさん、それからお母さんたちも。
皆、湘南に居を構えて、豊かな感じである。

そこに僕や友人の小関・Y川・K宮がお邪魔したという形。
カヤック社員であるF川さんやH本さんも来られていた。

以前、柳澤さんが勤めていた会社の先輩で、今は同じ鎌倉に住むというY山さんが言う。

「ここに住むようになってから、遊園地とか行かなくなったよね。海で十分という感じ。たまに出かけるとしたら、山とかね」

湘南に住むと、自然派になるようである。
実際、山と海が近いためか、東京の都心と比べるとびっくりするくらい涼しい。

Y山さんが勤めている会社というのはソニー資本の通販系の会社で、柳澤さんの奥さんも以前そこで働いていたという。
毎年必ず売れる商品を提案するヒットメーカーだったそうだが、
すでに起業のため退職していた柳澤さんとの結婚を期に彼女も退職したため、
社長は激怒したそうである。

だが、今ではその会社はカヤックと提携してBEYESというe-commerceのサイトを運営しており、
それが非常にうまくいっているため、逆に感謝されているとY山さんが言っていた。

バーベキューでは近隣の漁港で買ってきたというサザエやハマグリをご馳走になった。

夕方、七里ヶ浜でサーフィンに挑戦した。

生まれて初めてである。

柳澤さんのショートボードを借り、教えてもらう。

サーフィンをうまく行うために一番重要なのは、「パドリング」らしい。
すなわち、手をクロールのようにかいて、前に進むこと。

波に乗るためには、まず沖合に出なくてはならない。
サーフィンの上に腹ばいになり、押し寄せてくる波を越えて進み、波が砕ける場所より先に行く。
この段階でへとへとになってしまうと、あとで波に乗ることができない。

十分沖合に出たら、ボードの上にまたがって座り、「波待ち」の状態で待機する。

良い波が近づいてくるのを見たら、くるりと方向転換してボードの上で腹ばいになり、必死にパドリングして速度を上げていく。
ここがふんばりどころ。

「パドリングして、波と同じ速度にならなきゃだめ」と柳澤さん。

波が追いつく時、同じ速度になれていたら、その上に乗ることができる。

もしも波よりも遅ければ、波がボードの下を通り抜けていってしまうので、その上に乗ったり、よもやボードの上に立つことはできない。

うまく波を掴まえられたら、腹ばいになった状態から両手でボードを押し、反動で体を持ち上げて、ぴょんと立つのである。
これもなかなかテクニックがいるので、畳の上で何度も練習したり、イメージトレーニングするらしい。

当然、初めての僕は立つことなどできない。
しかし、サーフボードが波を受けると、ボードは大きく加速する。
これがなかなか速く、非常にスリリングで面白い。
波の上を、プールで泳いでいる時には考えられない速度で疾走できるのである。

素人はこれだけで楽しめる感じである。

僕ら以外にもたくさんのサーファーが周囲にいた。
うまい人たちは本当に器用に波の上をすいすいと渡っていく。
ボードの上で身動きが取れない僕のすぐ横を、颯爽と走り抜ける。
間近で見ると、その機動力の差に愕然とする。

サーフボードには大きく分けて二種類あって、ショートボードとロングボードと呼ばれている。

ショートボードの上に立てるようになるには三十日くらいかかるそうだ。
一方、ロングボードなら三日。

だが、ロングボードは直進しかできない。ただ波に乗っているというだけ。

小回りが利くのはショートボード。
スノボのようにさくさく切り返していたのは、皆、ショートボードのようである。

女性やおじさんはロングボードが多い。

「結局、サーフィンは体力のスポーツなので」と柳澤さん。

ロングとショートの中間の長さのものをファンボードと呼ぶらしい。

何度か沖合と浅瀬の往復を繰り返しているうちに体力が尽き、陸に上がった。

鎌倉の海岸は東から順に逗子・材木座・由比ヶ浜・坂の下・稲村ヶ崎・七里ヶ浜・東浜・西浜・鵠沼という風に並んでいる。
江ノ島があるのが西浜のあたり。
このあたりはよそから来た人が多い。
稲村ヶ崎と七里ヶ浜はローカルの人が中心。50代の人も、普通にサーフィンしている。

親の代から湘南に暮らしているというWケさんに言わせると、コンスタントに良い波が出るのは鵠沼(くげぬま)。
良い波というのは単に高い波というだけでなく、波頭の砕け方も重要らしい。

稲村ヶ崎と七里ヶ浜には日によってとても良い波が来る。
ただし、七里ヶ浜は少し沖に出ると足下が砂ではなくリーフになっているので、波に呑まれて頭を打ったりすると危険。
実際、僕も沖合で波に乗っていて、たまたま足がついたら堅い岩場になっていたのでぎょっとした。
こんな所に頭を打ち付けたりしたら、本当に溺れそうだ。
サーフィンの最盛期には、毎年水死するサーファーが後を絶たなかったという。

行方不明者が出ると、警察や地元の人たちがみんなで手を繋いで横並びの長い列を作り、沖合に向かって歩いていく。
そうすると、誰かの足に水死体がぶつがる。
そうやって発見するのだそうだ。

なお、カヤックのメンバーでサーフィンをする人はそれほど多くなく、
最近はむしろ筋トレが流行っているらしい。
柳澤さん、F川さん、H本さんなどが熱心にジムに通っている。

「持ち上げられる重さが半年の間に40キロ、45キロ、50キロという風に上がっていく。その感覚が何ともいえない」のだそうだ。

こちらもなかなか奥が深い世界のようである。


カヤックでは夏休みのインターンを募集しているとか。

鎌倉の海辺で遊びつつ仕事をしたい方、ぜひご応募を。

24時間遊び、24時間働く、というのがコンセプトである。

面白法人KAYAC

Posted by taro at 2006年07月17日 23:12

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