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2006年02月08日

京都のチャイハネ シルクロードのデザイン

四条寺町下ル、ライブハウス都雅都雅から駐車場を挟んだ南、
雑居ビルの片隅に「チャイハネ」という小さな看板が出ています。

階段を上がって二階、カウンターだけの狭い店。
雰囲気的には喫茶店ではなくバーといった感じです。
実際、いつもは夜しか営業していないそうです。

ペルシャチャイ・ロシアンティー・トルココーヒー。

魅力的な響きのメニュー。

ペルシャチャイを頼むと、サフラン入りの角砂糖と一緒に出されました。
これを舐めながら飲むものだそうです。

シルクロード風の内装は最近ではそれほど珍しくないですが、
むしろマスターのかつての仕事の話が興味深いです。

テヘランの大学に勤める知り合いを訪ねたのをきっかけに、
シルクロードにはまってしまったマスター。

ここで生計を立てられないかと考えて始めたのが、
シルクロードを西へ東へ旅しつつ、独創的な民芸品をかきあつめ、
そのデザインを日本のメーカーに売り込むという仕事。

僕らが普段身につけている服や日用品の商業デザイン。
さらには企業の商標やロゴ。
実はシルクロードから来ていたりするそうです。

砂漠の村では百年前の生地を今でも使っていたりして、ものすごい量のデザインの蓄積があるとか。

最近では若干取り尽くしてしまった感もあるそうですが、その頃はまだ始まったばかりで、
知り合いからは「なんでそんなことでお金になるの」と不思議がられていたそうです。

「今じゃ知的資産とか言われてますけどね。当時はそんな布きれどうして買うの、という感じだったんですよ。
 でも、アルメニア人とユダヤ人は当時からその価値に気づいていて、取引を仕切っていましたね。
 彼らは流浪の民だから。普遍的な価値が何であるか、分かるんですよ」

目のつけどころです。

探してみれば、世の中には趣味と実益を兼ねたような仕事がたくさんあるのではないかと思います。

Posted by taro at 2006年02月08日 21:20

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