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2005年06月16日

ラ・ロシュフコー箴言集

ラ・ロシュフコー箴言集という本を買いました。岩波文庫。二宮フサ訳。

十七世紀のフランスで貴族をしていたラ・ロシュフコー公爵フランソワ六世が考えた数々の警句というか毒舌というか。

「われわれは皆、他人の不幸には充分耐えられるだけの強さを持っている」

「自分の過ちが自分だけにしか知られていない時は、われわれは容易にそれを忘れてしまう」

「哲学は過去の不幸と未来の不幸をたやすく克服する。しかし現在の不幸は哲学を克服する」

こんな感じで、600個くらいの箴言がずらずらずらっと並んでいます。

なぜこんなにたくさんの箴言を考えたのだろうと思ったら、
当時のフランスには箴言を考えて競い合うという文化があったようです。

ちょうど日本の俳句の会のように、箴言の会というのがあったのです。

日本人が「古池や 蛙飛び込む 水の音」とか言って喜んでいる頃、
フランス人たちは「人は決して自分で思うほど幸福でも不幸でもない」とか言って喜んでいたわけです。

ぼくは昔、友人たちと新商品の名称や標語を考える「ネーマーの会」というのをやっていましたが、
さすがに箴言の会というのは今時流行らなそうですね。

十七世紀のフランス人はすごいです。

Posted by taro at 2005年06月16日 20:26

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