快楽中枢
友人の医学部生であるMくんから、興味深い話を聞いた。
脳の快楽中枢に電極を刺し、ボタンを押したら電気が流れるように設定された人間は、 狂ったようにボタンを押しつづけ、本人の意志では絶対に止められないのだそうだ。 (ただし、Mくん自身が実験を見たわけではないとのこと)
その光景をイメージして、はじめはすごく滑稽に思ったが、 よくよく考えたら、どんな人間の人生だってそれと似たようなものだ。
ボタンを押すという単純な動作でこそ無いものの、自らの快楽中枢を刺激するためにひたすら動き回っているだけなのだから。
複雑だから高尚であり、滑稽でないというものでもあるまい。
℃ Taro Tezuka (2002.2.18)
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